設立趣旨|救える命を救うために

一般社団法人日本移植会議 名誉代表理事 小栁 仁

日本の医療が世界の先進国と肩を並べる高い水準にあると日本人は信じています。
しかし、先進国をはじめ東南アジアの国々にも大きく差をつけられている医療があります。それは移植医療です。
心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓という臓器が動かなくなったとき、先進国では高い水準で脳死者からの臓器提供を受け、再び生命を与えられています。
ローマ法王は臓器・組織の提供は愛の行為であると声明しています。
日本は「他に与える」ことを不得手とする国なのでしょうか?
京都アニメーションの事件のような重症の熱傷には、皮膚の提供が必要ですが、日本のスキンバンクの備蓄は決定的に不足していて、近隣諸国からの皮膚組織の提供をお願いしている現状です。
移植医療の不完全な、この日本に生まれたがために、生きてゆけない患者さんが年々増加しています。外国に渡航移植することについては、その国の患者の権利を奪うのかという反論があり、WHO(世界保健機関)からも厳しく批判されています。
これまで多くの分野の方々の努力がありましたが、もう医療者側の施策には限界があることは明らかです。
この国の文化文明に疑問を投げかけ、私どもの住むこの国の人間・社会に対する考え方を変えて行かなければなりません。
医療者だけではない、全ての文明人に問いかけ、「やさしい」はずのこの国の人々の「こころ」を変えていく運動を起こそうと思います。

第2回市民公開シンポジウム「救える命を救うために」を開催いたします

開催日:2024年11月30日(土)13:30~16:00
昨年度に続きまして、今年度も移植医療を待つ患者を守り、提供者家族への感謝と顕彰のために行動する機会を設けることを目的に、市民公開シンポジウムを実施いたします。皆様のご参加お待ちしております。
  
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  開催にあたり  

  
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日本の医療が世界の先進国と肩を並べる高い水準にあると日本人は信じています。
しかし、先進国をはじめ新興国の国々にも遅れている医療があります。それは臓器と組織の移植医療です。移植医療とは心臓・肺・肝臓・膵臓・腎臓・角膜・皮膚などが機能しなくなった時、臓器や組織の提供を受け、再び生命と健康を与えられる医療です。
ローマ法王は臓器・組織の提供は「愛の行為」であると声明し、仏教でも「慈愛に基づいた布施業」であるとされています。日本は「他に与える」ことを不得手とする国ではないはずです。
移植医療の数が少ないこの日本に生まれたがために、生きてゆけない患者さんが年々増加しています。
外国に渡航移植することについては、その国の患者さんの権利を奪うという批判があり、WHO(世界保健機関)からも厳しく批判され、国の患者さんは自国で移植するよう、また自国の臟器提供を増やすよう勧告されています。
これまで多くの分野の方々の努力がありましたが、もうこれには限界があることは明らかです。
倫理とは社会の人々の生存・健康・幸福を高めるための規範を指します。
私達はこの日本移植会議を通して日本の新しい文化を作りたいと思っています。

役員一覧

代表理事

横田裕行   日本体育大学大学院保健医療学研究科長・教授、日本臓器移植ネットワーク 理事長



議長
松本 吉郎    日本医師会会長

特別顧問
伊吹 文明    元衆議院議長
尾辻 秀久    参議院議長(元厚生労働大臣) 
宮崎 秀樹    参議院協会会長(元日本医師会副会長)
榊原 定征    日本経済団体連合会名誉会長
老川 祥一    読売新聞グループ本社 代表取締役会長
秋山 耿太郎   前朝日新聞社会長
杉田 亮毅    元日本経済新聞社社長・会長
海老沢 勝二   元日本放送協会会長
日枝 久       フジサンケイグループ代表
井上 弘       TBSテレビ 社長室顧問
大久保 好男   日本テレビホールディングス会長
佐久間 曻二   WOWOW名誉相談役

顧問
篠田 伸夫    救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)会長
町野 朔       上智大学名誉教授(上智大学生命倫理研究所客員研究員)
栄畑 潤       全国土木建築国保組合理事長(元厚生労働省審議官)

2023年9月30日(土)に第1回公開シンポジウムを開催しました。
多くの皆様にご参加頂きありがとうございました。
当日の様子は下記からご確認ください。

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当日の様子【2023年】

天候にも恵まれ
無事開催されました

移植を受けた子供達の作品が
展示されました

NHKはじめ
報道各社から取材されました

多数の参加者の方たちの
熱気が溢れました

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開会挨拶

ドナー顕彰碑へ黙祷

小柳 仁

日本移植会議 前代表理事

松本 吉郎

日本医師会 会長

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開会によせて

伊吹 文明

日本移植会議 特別顧問

澤 芳樹

大阪大学特任教授・大阪警察病院長

宮崎 秀樹

参議院協会会長・日本医師会元副会長

加藤 勝信

前厚生労働大臣

自見 はなこ

内閣府特命担当大臣

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I.移植を待つ方、移植を受けた方

布田 伸一

東京女子医科大学教授
「わが国の現状」

移植待機患者50代男性

「綱渡りの5年」

移植待機患者10歳未満女児

「わが子の移植後の人生を夢見て」

小林未央様

「心移植後30年を経て新たに思うこと」

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II.ドナー家族の立場から

米山 順子様

「臓器提供に至るまで、その後の思い」

森本隆・陽子様

「ドナーファミリーとして伝えたいこと」

三浦 拓様

「できる限りいのちを守りいのちを繋いでいくために」

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III.提供の現場から

横田 裕行

日本救急医療財団理事長
「ドナー・家族の意思を尊重し、実現するために」

渥美 生弘

聖隷浜松病院救命救急センター長
「患者の思いに応えるために」

中尾 篤典

岡山大学救命救急科長・高度救命救急センター長
「全力で救命し、全力で看取る ただそれだけ」

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閉会挨拶

寺岡 慧

日本移植学会 元理事長

小柳 仁

日本移植会議 前代表理事

渡邊 あゆみ

NHK財団アナウンサー

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日本移植会議公開シンポジウム2023 全編

YouTubeでご覧いただくと、
概要欄から頭出しを行って、見ることができます。

例)
00:00:37 ドナー顕彰碑へ黙祷

公開シンポジウム開催の御礼

酷暑の夏も過ぎ、ようやく秋の気配が漂ってまいりました。皆様におかれましては、お元気に秋を迎えられましたこととお喜び申し上げます。

一般社団法人日本移植会議につきましては、2019年より、余人をもって代えがたい識見のもと、御指導と御支援を賜ってまいりましたこと、厚く御礼申し上げます。

コロナの閉塞感の中を耐えしのぎ、この度御指導と御支援のもと、9月30日(土)に念願の公開シンポジウム第一回を行うことができましたこと、深く感謝いたしております。参加者約300名は病者、医師、看護師、その他の医療職、また多様な一般職の社会人、学生などが含まれ、予定時刻を30分ほどオーバーしましたが、誰一人席を立つ方もなく、盛会裏に終了いたしました。いただいたお名刺、芳名録、アンケート用紙には様々な社会の構成要素が含まれ、これらの方々のお力も得て、この国の人々の考え方、態度、反応、信条などに良い変化を起こせるような“国民思想会議”に育ってくれていることを意図し、良い予感を感じております。また、多くのメディアの報道もいただきました。感謝しています。

今後とも何卒よき御指導、御支援をいただきますようお願いし、私どもは只今より第二回目の準備に没入いたします。遅まきながらの御礼と今後の御支援のお願いを申し上げます。

   令和5年11月初旬
                        一般社団法人日本移植会議
                           代表理事 小栁 仁

 

救える命を救おう~日本移植会議シンポジウムに参加して~
本会議 理事 木戸英晶 (前アサツーディ・ケイ(ADK)取締役会議長)より
感想をいただきました
  
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小栁 仁

一般社団法人日本移植会議 代表理事
  
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第2回は同会場にて2024年9月頃の開催を予定しています。

  • 聖路加国際⼤学 本館1階
    アリス・C・セントジョン
    メモリアルホール

  • 東京都中央区明石町10-1

ご感想、次回シンポジウムに関するご意見をお寄せください。

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シリーズ「移植医療」

例えば、皆様からのご支援があれば

渡航移植ゼロを目指し、
救える命を救えます
国内のドナーを増やす
啓蒙活動ができます
日本の移植医療を
変えられます
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支援者一覧


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個人協賛

渡辺氏 見留氏 笠貫氏 石河氏
  
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組織概要
  • 名称:一般社団法人 日本移植会議
  • 設立年;2019年0月0日
  • 住所:あああああああ
  • 代表電話 000-0000-0000
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